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なつ

夏の詩






































なつ もどる
涼しい花火
川面の花火
夢花火
夏の日

夜空に花火
花模様
花火の日

















































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すずしい花火はなび
   木村達也きむらたつや

ドーンとひらいた
おおきくてまるい花火はなび
そのままこおらせて
かき氷機ごおりきでけずったら
いろとりどりのこおり
とてもおいしそう

ドーンとひらいた
おおきくてまるい花火はなび
そのままガラスのはちれて
ひらひら金魚きんぎょをおよがせたら
いろとりどりにみず
ひかってすずしそう






涼しい花火
   木村達也

ドーンと開いた
大きくてまるい花火を
そのままこおらせて
かき氷機でけずったら
色とりどりの氷が
とてもおいしそう

ドーンと開いた
大きくてまるい花火を
そのままガラスの鉢に入れて
ひらひら金魚をおよがせたら
色とりどりに水が
光って涼しそう

















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すずしいはなび
   きむらたつや

ドーンとひらいた
おおきくてまるいはなびを
そのままこおらせて
かきごおりきでけずったら
いろとりどりのこおりが
とてもおいしそう

ドーンとひらいた
おおきくてまるいはなびを
そのままガラスのはちにいれて
ひらひらきんぎょをおよがせたら
いろとりどりにこおりが
ひかってすずしそう




Dôn to hiraita
ôkikute marui hanabi o
so no mama kôrasete
kakigôriki de kezuttara
iro toridori no kôri ga
totemo oisisô

Dôn to hiraita
ôkikute marui hanabi o
sonomama garasu no hati ni irete
hirahira kingyo o oyogasetara
iro toridori ni kôri ga
hikatte
suzusisô


















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川面かわも花火はなび
   木村達也きむらたつや

突然近とつぜんちかくで
おおきなおとてて
かがやいた花火はなび
おどろいた
きみ笑顔えがお

ゆめかたったころ
川面かわもながれていく
はかなくえていく
あわほのかなおも






川面の花火
   木村達也

突然近くで
大きな音を立てて
輝いた花火に
驚いた
君の笑顔

夢を語り合ったころ
川面に流れていく
はかなく消えていく
淡く仄かな思い













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かわものはなび
   きむらたつや

とつぜんちかくで
おおきなおとをたてて
かがやいたはなびに
おどろいた
きみのえがお

ゆめをかたりあったころ
かわもにながれていく
はかなくきえていく
あわくほのかなおもい


Kawamo no hanabi
 Kimura Tatuya

Totuzen tikaku de
ôkina oto o tatete
kagayaita hanabi ni
odoroita
kimi no egao

Yume o katari attakoro
kawamo ni nagarete iku
hakanaku kiete iku
awaku honokana omoi



















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夢花火ゆめはなび
   木村達也きむらたつや

かがやいた花火はなび
一瞬開いっしゅんひらいた
きみ笑顔えがお

あのとき
いたかったことは
なんだろう

かすかにむねにひびく
花火はなびおと






夢花火
   木村達也

輝いた花火に
一瞬開いた
君の笑顔

あのとき
言いたかったことは
なんだろう

かすかに胸にひびく
花火の音

















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ゆめはなび
   きむらたつや

かがやいたはなびに
いっしゅんひらいた
きみのえがお

あのとき
いいたかったことは
なんだろう

かすかにむねにひびく
はなびのおと


Yume hanabi
 Kimura Tatuya

Kagayaita hanabi ni
issyun hiraita
kimi no egao

Ano toki
i'itakatta koto wa
nandarô

Kasuka ni mune ni hibiku
hanabi no oto



















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なつ
     きむらたつや

ぎらぎら太陽たいようした
あみをもって
トンボをおいかけていた
なつ

夢見ゆめみるのはいつも
ふるさとのこと
たのしかった
少年しょうねんなつ






夏の日
     きむらたつや

ぎらぎら太陽の下
あみをもって
トンボをおいかけていた
夏の日

夢見るのはいつも
ふるさとのこと
たのしかった
少年の日の夏



















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なつのひ
     きむらたつや

ぎらぎらたいようのした
あみをもって
トンボをおいかけていた
なつのひ

ゆめみるのはいつも
ふるさとのこと
たのしかった
しょうねんのひのなつ


Natu no hi
    Kimura Tatuya

Giragira taiyô no sita
ami wo motte
tonbo wo oikakete ita
natu no hi

Yume miru no wa itumo
hurusato no koto
tanosikatta
syônen no hi no natu


















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うみ
   木村達也きむらたつや

またなつがきて
うみにいく

おもいはいつも
うみにかえる

おもいはいつも
きみにかえる

さびしくて
いつも、いつも
うみつめていた

うみはいつも
やさしくぼくを
むかえてくれた

きみはなつかしい
ぼくのふるさと
ぼくのうみ







   木村達也

また夏がきて
海を見にいく

思いはいつも
海にかえる

思いはいつも
君にかえる

さびしくて
いつも、いつも
海を見つめていた

海はいつも
やさしくぼくを
むかえてくれた

君はなつかしい
ぼくのふるさと
ぼくの海





















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うみ
   きむらたつや

またなつがきて
うみをみにいく

おもいはいつも
うみにかえる

おもいはいつも
きみにかえる

さびしくて
いつも、いつも
うみをみつめていた

うみはいつも
やさしくぼくを
むかえてくれた

きみはなつかしい
ぼくのふるさと
ぼくのうみ


Umi
  Kimura Tatuya

Mata natu ga kite
umi o mini iku

Omoi wa itumo
umi ni kaeru

Omoi wa itumo
kimi ni kaeru

Sabisikute
itumo itu mo
umi o mitumete ita

Umi wa itumo
yasasiku boku o
mukaete kureta

Kimi wa natukasi'i
boku no hurusa to
boku no umi















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夜空よぞら花火はなび
  ☆ 木村達也きむらたつや

夜空よぞら大輪たいりん花火はなび
おおきくひらいたね
どーんというおと
むねひびいてきた

きみひとみかがやいて
笑顔えがお花開はなひらいたよ
せつないおもいが
むねひろがってくる

きみ大輪たいりん花火はなび
やさしく微笑ほほえんでいたの?
それともぼくことをて?

そのよるゆめなかでも
きみ笑顔えがお大輪たいりん花火はなび
かえ花開はなひらいたよ






夜空に花火 ☆
  ☆ 木村達也

夜空に大輪の花火が
大きく開いたね
どーんという音が
胸に響いてきた

君の瞳が輝いて
笑顔が花開いたよ
切ない思いが
胸に広がってくる

君は大輪の花火を見て
優しく微笑んでいたの?
それとも僕ことを見て?

その夜、夢の中でも
君の笑顔と大輪の花火が
繰り返し花開いたよ



















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よぞらにはなび ☆
  ☆ きむらたつや

よぞらにたいりんのはなびが
おおきくひらいたね
どーんというおとが
むねにひびいてきた

きみのひとみがかがやいて
えがおがはなひらいたよ
せつないおもいが
むねにひろがってくる

きみはたいりんのはなびをみて
やさしくほほえんでいたの?
それともぼくことをみて?

そのよる、ゆめのなかでも
きみのえがおとたいりんのはなびが
くりかえしはなひらいたよ


Yozora ni hanabi☆
☆ Kimura Tatuya

Yozora ni tairin no hanabi ga
ôkiku hiraita ne
Dôn to iu oto ga
mune ni hibi'ite kita

Kimi no hitomi ga kagayaite
egao ga hana hiraitayo
Setunai omoi ga
mune ni hirogatte kuru

Kimi wa tairin no hanabi o mite
yasasikuhohoen de ita no ?
Sore to mo bokuko to o mite?

So no yoru yume no naka de mo
kimi no e ga o to tairin no hanabi ga
kurikaesi hana hiraita yo


















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花模様はなもよう
  木村達也きむらたつや


きみ花火はなび
夜空よぞら花火はなびがきれいで
はな模様もよう浴衣ゆかた
きみがとてもきれいで

まあきれいねって
そら見上みあげて

夜空よぞら花火はなびかがやくたびに
きみ暗闇くらやみからかびあがる

ねえ、きれいでしょう?
ぼくにってくるけど
それって花火はなびのこと?

いたずらっぽくわら
花火はなびなかきみ笑顔えがお






花模様
  木村達也


君と花火を見た日
夜空の花火がきれいで
花の模様の浴衣の
君がとてもきれいで

まあきれいねって
空を見上げて言う

夜空に花火が輝くたびに
君が暗闇から浮かびあがる

ねえ、きれいでしょう?
ぼくに言ってくるけど
それって花火のこと?

いたずらっぽく笑う
花火の中の君の笑顔



















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はなもよう
  きむらたつや


きみとはなびをみたひ
よぞらのはなびがきれいで
はなのもようのゆかたの
きみがとてもきれいで

まあきれいねって
そらをみあげていう

よぞらにはなびがかがやくたびに
きみがくらやみからうかびあがる

ねえ、きれいでしょう?
ぼくにいってくるけど
それってはなびのこと?

いたずらっぽくわらう
はなびのなかのきみのえがお


Hanamoyô 
Kimura Tatuya


Kimi to hanabi o mita hi
yozora no hanabi ga kirei de
hana no moyô no yukata no
kimi ga totemo kirei de

Mâ kireinette
sora o miagete iu

Yozora ni hanabi ga kagayaku tabi ni
kimi ga kurayami kara ukabi agaru

Nê kireidesyô?
Boku ni itte kurukedo
sorette hanabi no koto ?

Itazurappoku warau
hanabi no naka no kimi no egao



















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花火はなび
    木村達也きむらたつや


線香花火せんこうはなびはきらきらと
ちいさなひかりをはなって
かがやはじめる

花火はなび
最後さいご二人ふたり
をつける

線香花火せんこうはなびはぱちぱちと
ちいさなおとをたてて
ほんのりとひか

かえ時間じかんだけど
もうひとつだけ
をつける






花火の日
    木村達也


線香花火はきらきらと
小さな光をはなって
輝き始める

花火の日
最後に二人で
火をつける

線香花火はぱちぱちと
小さな音をたてて
ほんのりと光る

帰る時間だけど
もう一つだけ
火をつける



















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はなびのひ
    きむらたつや


せんこうはなびはきらきらと
ちいさなひかりをはなって
かがやきはじめる

はなびのひ
さいごにふたりで
ひをつける

せんこうはなびはぱちぱちと
ちいさなおとをたてて
ほんのりとひかる

かえるじかんだけど
もうひとつだけ
ひをつける


Hanabi no hi
kimuratatuya


Senkô hanabi ha kirakira to
ti'isana hikari wo hanatte
kagayaki hazimeru

Hanabi no hi
saigo ni hutari de
hi wo tukeru

Senkô hanabi ha patipati to
ti'isana oto wo tatete
honnori to hikaru

Kaeru zikan dakedo
mô hitotu dake
hi wo tukeru





Â Î Û Ê Ô 
â î û ê ô













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